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債務整理がバレる主なケース
債務整理を行動に移すかどうかで悩まれる人の多くは周囲にバレるなどの心配があることから、バレることは避けたい、いや絶対にバレたくないと強い思いを抱く気持ちもわかります。
そこで今回は、債務整理がバレるケースについての解説です。事前にバレる可能性のあるケースを知って対処をしておきましょう。
家族にバレるケース
生活をともにする家族、バレる可能性も高まります。
手続き中の書類が見られる
どのような環境で暮らしているかにもよりますが、一般家庭において、自分だけの部屋が割り当てられているのは珍しい状況です。多くの家庭は夫婦が同じ部屋、子供に一部屋与えると言った環境ではないでしょうか。債務整理の書類を隠すのも一苦労です。
だからと言って会社に保管するのもリスクがあります。手続き中に廃棄するわけにも行きません。
できるだけ、書類は持って帰らないようにしましょう。弁護士に相談をし、預かってもらうかPDFファイルによりメールで送信してもらうなどの相談をしましょう。できる限りペーパレス化することで、バレる可能性が格段に下げられます。
パソコンやスマホの履歴
家族に隠し事をしていると、どうしても普段と違う行動に出やすくなるもの、配偶者が怪しいと感じれば何かしらで確認をしようとします。不倫を疑い調べたら債務整理中だったとバレる人もいました。
パソコンの閲覧履歴を確認したら借金や、債務整理についてばかり閲覧をしていた、スマホの通話履歴の電話番号を検索したら弁護士事務所からの通話履歴が複数確認できた、この状況から問いだたされると言い訳が苦しくなります。
パソコンやスマホの履歴からバレるのは、初歩的なミスです。バレたくないのならば、必死に隠す努力をしなければいけません。
任意整理後の支払いを遅延
任意整理後の支払いが滞り、督促などの手紙を受領することでバレるケースもあります。あとは支払いが完了すれば無事に終了する段階、にも関わらず支払いの遅延でバレる人もいました。
支払いが遅れるかもしれないときは、弁護士に必ず連絡を入れましょう。誠意ある対応が必要です。
クレジットカード関係の使用
急にクレジットカードを利用しなくなった、車で出かけた際にETCを利用しなくなったなど、債務整理によりクレジットカード関係を利用しなくなったことでバレることもあります。
頻繁にクレジットカードを利用していた人は、デビットカードやプリペイドカードでの代用を考えてください。
配偶者の必要書類で不審がられる
個人再生や自己破産の場合、配偶者に関する書類が必要になります。共働きの場合、配偶者の収入証明が必要、その取得をお願いするときに疑われるかもしれません。
また、光熱費の支払いを証明するにあたり通帳のコピーの提出が必要です。普段通帳を見もしない人が見せて欲しいと話すことも不振がられることでしょう。
裁判所に行く
個人再生や自己破産は、裁判所の手続きが必要となる事件です。また弁護士と面会する機会も増え、平日の時間を取られることもあります。
会社を休み裁判所に出向く場合、出勤をするフリをして家を出るのか、他の予定を考えておくのかと対策を講じなければいけません。するどい配偶者は、普段と違う行動をする家族にピンときます。怪しいと感じれば、何かしら方法で調べるかもしれません。
内緒とは、騙すことに近いです。少しでも自分が後ろめたいことをしていると感じれば、行動に現れるかもしれません。バレないようにすると決めたのならば、裁判所や弁護士事務所に行くときも、最善の方法を考えるようにしましょう。
勤め先にバレるケース
次に、勤め先にバレるケースです。
勤め先の貸付制度を利用
任意整理ならば整理先から外せば問題ありませんが、自己破産の場合だと確実にバレます。すべての債務者へ連絡がいくことから、内緒に事を進めることは不可能です。
任意整理で済ませられる段階で弁護士に相談し、早期解決を目指しましょう。
退職金の見込み額証明書の発行依頼
個人再生や自己破産の場合、「退職金の見込み額証明書」の提出を求められます。退職金の見込み額証明書は、債務整理以外に利用目的がない書類、ほとんどの人が債務整理を始めると考えることでしょう。
債務整理がバレたくないなら弁護士に相談
債務整理を個人で行う人もまれに居ますが、バレる可能性を極めて低くしたいのならば、弁護士に依頼をしてください。
債務整理関係の通知が届くのは避けるべきです。弁護士に依頼をすれば、その手の心配はありません。
秘密裏に進めたい気持ちは十分にわかります。その思いを弁護士にしっかりと伝え、依頼をするようにしましょう。